乳がんと闘うsmileyの買わない・捨てないお片づけ生活

令和元年、消費税も上がるというのに…あるものを使わなきゃもったいない‼ 乳がんと闘うスマイリーが、病気を機に、買わない・捨てないをポリシーに使いきる暮らしで体と心のデトックスをめざす、お片づけブログ☺ 

抗がん剤7回目☀

こんにちは☀


春に乳がんが見つかり、ただいま絶賛治療中のスマイリーです☺



早いもので、3週間に1回、6月から受け続けてきた抗がん剤も7回目となり、計8回の予定なので残りはあと1回となりました‼


いつも、直接・間接に励ましていただき、応援していただいている皆様、本当にありがとうございます。

ここへ来て何なんですが、ようやく、乗りきれそうな気がしてきています。


後半の抗がん剤は吐き気が少ないということや、アルコールベースということで、お酒に強いから大丈夫!と、そんな単純な話でもないのですが、前に子宮がんの抗がん剤をした時に、
「お父さんからも、お母さんからも、(抗がん剤に)適合する遺伝子を受け継いでいますよ」
と御墨付きをいただいたものと同じ系列の抗がん剤なので、少しは楽になるのではないかと思いの外、意外に疲労感が強く、また、味覚の異常から食べられるものがなく苦労していて、副作用からの立ち直りにも、以前より時間がかかっているかなという印象です。

少し、味の感覚が直ってきた、何か食べても美味しいと思えるようになってきたと思ったら、もう、来週は次の投与の日が迫っているという感じです。



今回は、月始めの水曜日が、抗がん剤投与の日でした。


弟は、夏のイベント仕事の後始末と決算、資料整理などで多忙な時期でしたが、今回も車を出してくれました。


今月になり肌寒くなり雪もちらほら、次回はもう完全に冬景色なことでしょう。
まだタイヤ交換前でしたが、ランクルだから大丈夫、とのことで、出かけました。


因みに私のFIAT 500ちゃんは、春になったらアルミホイールを買ってあげようとか色々計画していたのですが、この癌が発覚したため、新しいホイールもやめ、それどころか、夏タイヤへの交換もパスして、あらゆる意味で‘’省エネルギー‘’(最近聞きませんネ、このフレーズ)で来てしまいましたが、今となってはやはり正解だったと思っています。

元気になったら、またいじって、手をかけてあげようと思います。



さて、今回は、抗がん剤前の口腔科の診察がない日なので、スムーズに行くかな⁉と期待していたのですが、またまたなかなかどうしても血管がとれず、採血に時間がかかってしまいました。


やっぱり抗がん剤の影響により、血管の損傷が進んでいるのか、とうとう一回では入らず、一度抜いて挿し直しとなってしまったその手の甲を撫でながら、看護師さんは何度も何度も「ごめんね~」と謝ってくれました。

前回、色々吟味して、うまく1回で入った小指の付け根の血管が、今回はやわらかく逃げてしまったのでした。

 
いえいえ、血管の出ない私の体が悪いんですと申し訳なく、慣れてるから大丈夫ですよ~造影剤入れるのに、お医者さんが挿してくれてもなかなか入らなくて、いつも何回も挿し直ししてるんですよ、と思わず自虐ネタを披露してしまいました。


看護師さんはプロとして、ちゃんと挿したい!という思いがあるとは思うのですが、うまくいかなくても悪いのは患者のコンディションであって、看護師さんの腕ではないのです。


それでも、昔、どうしても入らなかった時を自分も懸命に思い出し、「そういえば、ここから挿したこと、あります!」と手の甲のあらぬ所をさすと、そこから何とかその血管を見つけて、入れてくれた看護師さんはやっぱりプロだと思います。



そんなこんなで、最難関の血液検査を突破し、そこから結果待ちの1時間はフリーなのでゆっくりLAWSONへ行って例のシャキシャキレタスのサンドイッチを買って食べました。


おなかが空かないようにどのタイミングで何をどこで食べようか、悩んだり考えたりしていた初期の頃に比べて、今では色々なことがルーティン化してきていて、だいぶ楽になっています。


乳腺科でも免疫の戻りにも問題なく、抗がん剤もスムーズに受けることができました。


今回は、少し眠ったのでしょうか。


予期不安対策の吐き気止めも効いているらしく、また、抗がん剤後に服用するデカドロンというステロイドの効果もあって、後半期の抗がん剤ではほとんど吐かずに済んでいます。


問題は、食べものに味がしないこと…、でしたが、今回は、それにも、新たな解決策が見つかりました。


前回は開いているラーメン屋さんを探して、街中走り回る羽目になりましたが、今回は教訓をいかしてまっすぐ帰宅。


どんなときにも、安定した味を提供してくれるのは、『梅のお茶漬け』です。

ほかに、ご飯にシンプルに牛乳をかけたもの、そして定番のお粥にお塩、だいたいこの3つのメニューで、抗がん剤後の口の悪い時期を乗りきってきました。

そこを過ぎると、鶏の出汁をかけた温かい素麺などが食べられるようになります。
それを知って、友人が届けてくれる島原素麺を、今年はどれだけいただいたことか。

本当に、いつもありがとうございます。



そんな、食べられるものも食べたいものも限られていた中で、新たに出てきた‘’大好物‘’、それは、キムタクのドラマの中で見つかりました。


『グランメゾン東京』。


日曜のゴールデン枠で、キムタクの久しぶりのドラマとあって、うちでは毎回、録画もしながらリアル・タイムで観ています。


母が、キムタクの大ファンなのです。


今回は、ミシュランの三ツ星をめざすシェフの役、ということですが、曜日こそ違え、かつて『月9』と呼ばれたトレンディ・ドラマの‘’お仕事シリーズ‘’の続き、といった雰囲気です。


今回のマドンナ?は鈴木京香さんですが、かつて言われた‘’愛人顔‘’などという雰囲気を返上して、オーナーシェフとして料理と経営に全力で向かう役どころを爽やかに演じています。

ドラマのテンポも良く、いつもはキムタクの再放送を母に付き合わされて見ている私も、今回は楽しみに観ています。


因みに祖母はヨン様のファンだったので、あの有名な『冬のソナタ』も祖母に付き合い、何度見たかわかりません。
ある夜、本屋さんでその冬ソナの音楽が流れた瞬間、涙が出てきて、どうしたんだろうと思ったら、おばあちゃんを思い出していた、ということがありました。



私の中では、キムタクのドラマでは映画にもなった『Hero 』が一番好きなタイトルですが、この『グランメゾン東京』もそれに迫る勢いです。

とにかく、お料理が美味しそう。

その中で、鹿のジビエのお料理が出てくるのですが、自分は鹿はあまり好きではないはずなのに、それがすごく美味しそうで、あと、同じジャニーズ事務所からkiss- my- fit2の玉森くんがホテルの若手料理長の役で出ており、そのホテルのブッフェで出すローストビーフが目に入った時、思わずこれだ…!と、画面を指さしてしまいました。


ホテルの宴会料理ぐらいでしか食べたことのなかったローストビーフ
地元のお肉屋さんではできたやつはない、ということなので、(自分で作る方もいますよね)、弟に頼んで、仕事帰りにスーパーで探して買ってきてもらいました。


食べてみると、これがビンゴでした。


しっかり味がついているのが良かったのか、体が求めているから美味しいのか。

ふと気づけば、相当なたんぱく質不足にも陥っていたスマイリーでした。


あっという間に食べてしまって、次の日にも、その次の日にも頼んだため、3日めにはお店にあるだけ、買い占めてきたとかで他に食べたい人はいなかったかな⁉と思いつつ、薄~く切って、牛乳を温めては一緒にいただいています。
牛乳とは、やはり相性が良いようです。



こんなに美味しいローストビーフですが、食べた後はまる一日、消化に苦しむ羽目になることは内緒です。
この苦しさは、前に、お友だちとの旅行で泊まった温泉宿で、しゃぶしゃぶを食べ過ぎて帰ってきてから腸閉塞になりかけたことを思い出させる程のものです。
抗がん剤で、胃腸が弱っている所へ、いくら薄く切っている、よく噛んでいるとはいっても、お肉を投入はキツいのかもしれません。

何事も、良いことばかりではありません。



ですが、何とかこれで、次回の、そして最後の抗がん剤も乗りきれそうなスマイリーです。



今日は日曜日。

今夜もキムタクの『グランメゾン東京』を見ながら、牛乳と一緒にローストビーフをいただきたいと思います。