乳がんと闘うsmileyの買わない・捨てないお片づけ生活

令和元年、消費税も上がるというのに…あるものを使わなきゃもったいない‼ 乳がんと闘うスマイリーが、病気を機に、買わない・捨てないをポリシーに使いきる暮らしで体と心のデトックスをめざす、お片づけブログ☺ 

ホルモン治療始めました☀

明けましておめでとうございます。

春に乳がんが見つかり、ただ今絶賛治療中のスマイリーです☺

本年もどうぞよろしくお願いいたします。



思えば4月の1日に告知を受けて、ゴールデンウィーク明けの5月8日に手術、その後3週間に1回の抗がん剤治療を続ける中、途中左鎖骨下へのリザーバー・ポート埋め込みとそれに伴う肺気胸や緊急処置手術などのアクシデントを挟みながらも、11月末には全8回の抗がん剤投与を終え、約1ヶ月の休薬期間であった12月は、何か開放されたような気持ちで過ごしました。


ブログの更新もすっかりご無沙汰してしまいましたが、抗がん剤の副作用で指先の痺れが続き、皿洗いをすれば茶碗を落とす、ペットボトルや缶飲料のプルタブが開けられない、字を書けばペンが思うようにコントロールできずすごい下手な文字になるなど不便な生活の中、ガラケーでポチポチ打ち込むスタイルのこのブログも、まず本体を取り落とす、文字盤をタッチしても手応えがなく正確に入力ができないなどでいつしか何だか気持ちが遠のいてしまっていました。


痺れは足先にもあり、なるべく靴下の中で指を動かしたり広げたりしてリハビリに努めてはいますが、まだこの状況はしばらくは続きそうです。

とは言え、前回の子宮がん治療では摘出手術の後遺症で膀胱の神経が傷付き、自己導尿になったことを思えば、まだまだましなレベルです。

字も、自分の名前くらいなら、ややちゃんと書けるようになってきているので、少しずつ良くなってきているものと思いたいです。

手が利かなくなってきてから、ずっと母に任せきりだった茶碗洗いも、なるべくがんばろうと思います。


ここまで、足掛け8ヶ月の治療はあっという間でしたが、この年明けからは放射線治療が待っています。

火傷のようになる人もいれば、レントゲンのように痛くも痒くもないという人もいるとのことで、あまり身構えず、とは思っていますが、弟が経験者の方から聞き込んできた所によると、照射後の疲労感が半端ではないらしく、それを知ってまた、大学病院までの送迎を申し出てくれました。


ただ、放射線治療は、1回につき、準備と身支度に前後10分ずつ、照射に10分程度と、全部合わせても30分くらいしかかからないのに、月曜日から金曜日まで毎日、1週間に5回の通院を5週或いは6週間というスケジュールで、自分本人は仕方ないですが、その送迎となると弟にも相当面倒な毎日になると思います。

やってみないと何とも言えない所ですが、多分また甘えることになると思うので、今から本当に御苦労様なことと感謝しています。



その放射線治療の前に、実は、以前抗がん剤のために入れたリザーバー・ポートを抜かなければならないということがわかり、一泊で済むようですが、7日に入院してミニ手術をしてきます。

右の鎖骨下に入らず、左側に埋め込んだのですが、今回の照射予定である乳がんの患部に近いため、そのままでは放射線ができないというのです。

気胸になってまで入れたポートなので大事にしようと思っていましたが、こればかりは仕方がありませんね。



放射線治療はこの傷の回復を待って始める、とのことで、年明けすぐに放射線と思っていたのが、治療が後ろに延びることになってしまい、伴って、2月末までの休職予定が、年度内一杯はお休みをいただくことになりました。


復帰は4月ということになりますが、焦らず、目の前の治療に一つひとつ取り組んでいきたいと思います。



そして、放射線療法が後ろにずれたために、年明けから一緒に始める予定だったホルモン療法を、30日間、試験的に先に始めることになりました。


抗がん剤終了後3週間の診察の翌日から、女性ホルモンの形成を阻害する薬を飲んでいます。

私の癌タイプは、ホルモン依存型であるということがわかっており、女性ホルモンが癌の原因となる反面、その形成を阻害することが癌治療に有効なのです。


今となっては、前の子宮がんの際に、ホルモンパッチで女性ホルモンの補充を続けたことが悔やまれますが、自分自身も、ホルモンパッチが乳がんのリスクを高めるという知識があったので、医師にもその点を質していたのですが、それでもなお、主治医が強くホルモン補充療法を勧めたためそれに従った訳ですし、主治医としても、子宮と卵巣摘出手術の後療法としては女性ホルモンの補充が適切で妥当であって、乳がんが発覚した時も、「ホルモンパッチは一旦止めようか」と処方はストップしたものの、乳がんの原因とは決して認めず、主治医が言ったのは‘’年齢的なもの‘’という言葉でした。


子宮と卵巣を取っているので、ホルモン治療はいらないのでは、と考えたこともありましたが、女性ホルモンがなくても、男性ホルモンから形成することができることがわかり、人間の体ってすごいなあ…と思うと同時に、ホルモン治療を受け入れるしかないと理解したスマイリーでした。


このお薬を服用して2週間ほどになりますが、女性ホルモンを阻害するだけに、やはり更年期障害のような症状が出る中で、一番の副作用は骨粗しょう症になることだそうです。

関節痛などもあるようですが、これかな?と思うことがあっても、聞いていなければ気づかないだろうレベルですし、抗がん剤の副作用に比べれば、たいていのことは我慢できると思います。

なるべくカルシウムを摂り、対策に努めたいと思います。


ホルモン治療は、年単位の、それも5年服用と10年服用ではどちらが効果があるかという議論がされるほど、長く付き合わなければならないものです。

人によっては、悪心や吐き気があったり、もう飲み続けられないという人もいるようですが、今の所自分は大丈夫なようなので、このお薬を続けていくことになるかと思います。

今後も服用が苦にならず、今飲んでいる甲状腺のチラーヂンのように、毎日の習慣になるぐらいになればと思っています。




このように、ホルモン療法はやってはいますが、今は、抗がん剤終了後の、宝物のような休薬期間。


クリスマスやお正月と重なったこともあり、家族でささやかな宴をはり、美味しいものを食べたり、何もせず引きこもって、ゆっくりしたりと、心穏やかな日々を過ごすことができました。


来週からは、お仕事が始まるという方も多いと思いますが、自分も気持ちを切り替えて、新しい治療に取り組んでいきたいと思います。


それまでは、束の間の休暇を楽しみたいと思います。

今日は母の好きなキムタクの映画やドラマの放映があるようです。
まずはそれに付き合いたいと思います。