雨漏りの片づけ
こんにちは☀
乳がんの手術を終え、抗がん剤の治療も再開したスマイリーです☺
抗がん剤も大変なのですが、先日の集中豪雨で家が雨漏りして、うちは大変なことになってしまいました。その片付けやぬれたものの処理に、ここしばらくは追われています。
あの日、ゲリラ豪雨のような降りの来た後も、何日か湿った天気が続き、窓を開けて風を通そうにも外の空気が生暖かく、なかなかすっきりしませんでした。
そんな中、床や畳はとにかく新聞を替えながら水分をとり、サーキュレーターをかけて乾かしました。
一番被害がひどかった茶の間のほか、1階の和室が濡れてしまいました。2階のトイレでは、白熱灯のガラスのかさに水がいっぱいに貯まっていました。
1階の和室は母が寝室にしている部屋ですが、幸いベッドの上は大丈夫だったものの、押し入れの前に積んであったものが濡れてしまいました。
それは、押し入れに収納しきれずに段ボール箱に仕舞われた祖父の衣類と、同様に入れる所がなかった母のもの、そして毛布などでした。
ここは、祖父が生前使っていたのを、その持ち物を処分しないままに母が寝室として使い始めたため、このようなことになってしまったのでした。
衣類や寝具などでぬれたものは、それぞれ洗い直して乾かしました。
母の服は、ほとんどクリーニングに出しました。
同じ商店街のクリーニング屋さんが国道をはさんで真向かいにあり、距離的には近いのですが、今回は布団袋に一つもあり、電話で無理を言って取りに来ていただきました。
まだ、できましたよ~とは言われていないのですが、請求書がいくらになるのか、ちょっと怖くもあります。
乾燥機にかけられなさそうなウールやカシミアのものは、家の洗濯機でアクロンで洗いました。
お風呂場の前に洗濯機を置いて、洗濯物もそこに干しているのですが、除湿器があるのでたいていのものは一晩で乾きます。ニット類はやはり自分で洗うのが一番すっきりしますね。
その他、大量にあった祖父のものと寝具類はコインランドリーに運び、いっぺんに洗って乾燥して来ました。
これまでに、何回通ったでしょうか。コインランドリーも、空いていれば良いのですが、時には合宿中と思われる学生さんがユニフォームなどを洗いに来てフル回転しているのを見て、出直したこともありました。
それでも、大きなものでも、大量にあっても、パワフルに回せて、また、高温の乾燥機でしっかり乾くというのが、この際、一番嬉しいことでした。
体力的にも、一日に1、2回分を運び込むのが限度なのですが、それでも先週までに、ぬれたものの処理はほとんど終えることができました。
一昨日は、雨で濡れた後、少しカビの出てきた革のかばんを洗いました。
これは母の物で、現役で使っている訳ではなかったようですが、便利で気に入っていたとのことなので、何とか救う方向で考えました。
革で編んだ、小さなポシェットのようなかばんです。
最初にカビを見つけた時、すぐに拭いて乾かしたのですが、それだけではダメなことは感じていました。
ですが、革のカビをどうしたらよいかもわからず、ネットで『革カバン カビ』で検索した所、‘’革るん‘’ という、革を水洗いできる洗剤を見つけ、早速注文したのでした。
届いたらすぐやってみるつもりだったのですが、コインランドリーとの往復や暑さに疲れが出たりして放置してしまい、結局、一昨日の日曜日に、ほぼ実験のようなノリで取り組みました。
洗剤を溶かした水に浸したスポンジでカバンを洗い、カビの部分もスポンジでこすり洗いし、一度水で流します。
次に、柔軟剤を溶かした水に10分から15分の浸け置き。
この時、カバンの色が水に出ているような気がして、気が気ではなく、最短の10分で引き上げてまた水洗いし、全体を拭いてクリームを塗りました。
更にタオルを詰めて整形しながら中の水分を取りつつ、陰干ししました。
少ししてからはタオルも取り、今は、洗濯場に干しています。
革のものは大好きなので、自分で手入れもするのですが、さすがにカビをとるとか、そのために水で洗うというのは初めてで、おっかなびっくりでしたが、‘’革るん‘’のおかげで、カビが取れただけでなく、水洗いで全体にすっきりきれいになり本当に良かったです。
いつもは革のかばんの汚れを落とすのに、消しゴムをかけるという裏技を使っているスマイリーですが、‘’革るん‘’の存在は、秘密兵器になりそうです。
ほぼほぼ、雨漏り被害にあったものの復旧は、済みました。
後は、今回押し入れの前に置いていた物を、どうするかという問題が残っています。
畳を乾かすため、廊下に一度出した物も含め、行き場を考えなければなりません。
また、こうやって出してみると、今、母が寝ている部屋もすっきりし、物を戻したくないという気持ちもあります。
今年は祖父の七回忌です。
祖父が亡くなってからも、父が危篤状態だったり、持ち直してからは自宅療養になったり、そして、父が亡くなるという時には私の子宮がんが発覚…。
言い訳にはなりますが、自分にも、家族にも、余裕のない時を過ごして来ました。
ですが、今回の雨漏りは、何かを促されているような、何かを伝えられているような、そんな気がします。
お洒落で衣装持ちだったおじいちゃんが、もう捨てて良いよと言っているのでしょうか。
きれい好きだったおばあちゃんやお父さんが、片づけなさいと言っているのでしょうか。
そろそろ、家族の記憶も、取っておくのは思い出だけにして、故人の衣類も持ち物も片づけていくべき時なのかもしれません。
遅ればせながらこれを機に、物を減らすこと、そして手放すものにはお嫁入り先を見つけて、‘’捨てない生活‘’を実践していきたいです。
今日は自分のベッドリネンを洗ってきま~す。