乳がんと闘うsmileyの買わない・捨てないお片づけ生活

令和元年、消費税も上がるというのに…あるものを使わなきゃもったいない‼ 乳がんと闘うスマイリーが、病気を機に、買わない・捨てないをポリシーに使いきる暮らしで体と心のデトックスをめざす、お片づけブログ☺ 

炊飯器の買い替え

こんにちは☀


乳がんの手術を終え、約半年の予定で抗がん剤治療をしているスマイリーです☺



今回は、体調を調えて受けたためか、ポートの埋め込みが良かったのか、副作用も軽めで前回苦しんだような発熱もなく、落ち着いた日々を過ごしています。


ですが、全く副作用がないという訳ではありません。


抗がん剤の副作用に、味覚異常というのがあります。

私の場合は、甘味を強く感じるということがあり、子宮がんの時の抗がん剤では、それまで割と好きだったオロナミンCが甘くて飲めない‼という感じになり、本当にびっくりしました。


甘味が出るといっても強くはないのですが、元々、甘いものはそんなに好きではないので、やはり甘くないはずのものが甘く感じるというのはちょっとキモチワルイですね。


また、今回は甘味に加えて苦味も出ており、ウーロン茶や爽健美茶が苦くて飲めない、という事態に…。


暑い盛りでもあり、また、体に取り入れた抗がん剤をいち早く排泄してデトックスするためにも水分は重要なのですが、お水も美味しくない上に、お水以外は何を飲めば良いのかわからないほど味が気になり、地味に辛い味覚異常でした。


結局、不思議なことに、どちらかと言えば甘い飲み物のカルピス・ウォーターなんていうのが、意外と違和感なく飲めて助かったのでした。
子どもの頃、茶色い瓶に入った濃いカルピスを好きな濃さにして飲んだ世代としては、今あるペットボトル入りのカルピス・ウォーターは薄め過ぎな感じでやや物足りないのですが、今回味覚がかわって少しぐらい甘味が強くなっても逆に気にならずに飲めたのでした。



また、抗がん剤をしてきた後は、薬を飲んでいても吐き気がしてしまうのですが、それを誘発するきっかけとして、たべもののにおいというのがあります。


特に温かいものはどうしてもにおいが出るので、お味噌汁やお肉でとった出し汁を母が台所で沸かしているだけで、自分が浴室にいてもそのにおいが気になり、声も簡単には届かない遠いお風呂場から、換気扇をかけてくれるように叫んだことも一度や二度ではありません。


抗がん剤の食事で冷製のものが推奨されるのは、こうしたにおい対策の面もあるようです。



さて、先日、もう抗がん剤の副作用は治まっているはずなのに、その朝口にしたご飯のにおいに、私は違和感を覚えました。


微かなプラスチック臭がするのです。

私はご飯をかまずに、口の中でそのにおいを確かめるべく、もふもふしてみました。


やはり、あのにおいがします。

炊飯器がダメになる時、こんなにおいがするのです。



かなり昔のことになりますが、私が高校生くらいの時にやはり、このにおいがして食べられない、と言った時には、父にはもったいないことをするなと叱られました。
それでもどうしても、炊き直しても、何日たっても食べられなかったのです。


思えば、ご飯を残すことももったいないし、まだ使えるはずの炊飯器を私のわがままで結局は買い替えてもらったのですから、それも本当にもったいないことでした。



ですが今回も私はそれ以上、ご飯を食べられなくなってしまいました。あまつさえ、口に含んだご飯も小皿に出してしまいました。



うちの家業は私が物心ついた頃には既に米屋を営んでいましたし、地元の一帯は米処で、たぶん稲作の北限にも当たる地域だと思います。


今では品種改良が進み、美味しいお米が採れるようになりましたが、昔から、苦労してお米を育ててきた土地なのです。


ですから、お米を粗末にしたり、ましてやご飯を途中で食べずに残すなど、父に言われなくても自分の中でも言語道断の所業なのですが、このにおいの出たご飯だけは、やっぱりどうしても食べられないのでした。


元々、割とにおいには敏感で、昨今の洗濯洗剤や柔軟剤の過剰なにおいには閉口していますし、以前の同僚で、教室に芳香剤を置く先生がいたのですが、吐き気がしてそこの教室には入れなくなったことがありました。
どうも、化学的なにおいには弱いようです。


新しく買ったお湯の保温ポットにやはりプラスチック臭を感じ、折よく募集のあったバザーに出そうとしたこともありました。
理由を聞いた近所のお寿司屋さんが、使ううちににおいはとれるしもう要らないならと、もらってくれることになりました。
この時はもう、もったいないとは思わない私がいました。


逆に自然な香りであればいやな感じはせず、シャネルやレール・デュタンなどの香りをふと感じると、その記憶で亡き祖母を思い出したりもします。
良い香水は純粋に花の香りだけでつくられていると聞いたことがあります。




このように、少しばかり鼻が利くおかげで、良いこともあればいやな経験もあるのですが、ご飯にこのプラスチック臭がしてしまうと、自分としては辛いものがありました。
生理的に受けつけないのです。


とりあえず、その日は白いご飯を食べるのはやめて、お茶碗についでいたご飯と口から出してしまった分は、庭石の上に置いて鳥に食べてもらうことにしました。
この日はすずめが来て、ついばんだご飯のかたまりを振り回しながら食べていました。


実は先日の雨漏りで、炊飯器を置いた食器棚に水が落ちた時も、夕食の時にご飯をつごうとおヘラを深く入れると、お釜の下の方のご飯に色がついていることが判明し、雨水が入ったのかもしれないね、これは食べられないねということで庭のコンクリにそのご飯をひっくり返しておいたら、カラスが来てきれいに食べてくれたということがあったのです。


あの雨漏りの日はてんやわんやの中、いらしていたお客さんが炊飯器を別な場所に避難させてくれていました。

後になって落ち着いた時に、母とあっさりお茶漬けにして食べた時には、上の方のご飯は大丈夫だったのですが、下の方は既に、雨水にやられていたのかもしれません。
やはりどこからか入り込んだ雨水が、お釜の縁をつたって下にたまっていたのでしょう。


あれだけ濡れたのだから、無理もありませんが、何だかこのところ、立て続けにご飯を外に‘’ほかす‘’羽目になってしまったのでした。カラスやすずめが食べてくれて、無駄にならなかったのが幸いでした。




さて、そんなことで、その日はご飯をあきらめ、また次に新しく炊いた時ににおいがするかどうか様子を見ようと思っていたのですが、何と次の日、仕事から帰った弟が家電量販店の包装紙のかかった段ボールを持ち帰ったかと思うと、新しい炊飯器を買ってきてくれたのでした。


においのことは、ほとんど自分のわがままに近いと思いつつも、やはり感覚的なものなので、しばらくはご飯は食べられなくても仕方ないと諦めていた所だったので、こんなにすぐ対策してくれるなんてと素直に嬉しかったです。

何だか大変甘やかされています。


その日は台所が片付き、夜遅くなってから、新しい炊飯器の説明書と格闘しながら内蔵マイコンの設定をする弟がいました。

どうしてもうまくいかないというのが、実際にお米を研いでしかけないと器械が作動しないためとわかってからは、あっという間にできたようです。


次の日からは、においのしない、美味しいご飯をいただいています。ありがとう!


ちなみに、お値段は、5. 5合炊きで六万円ナリとかで、それを聞いて絶句してしまったスマイリーです。
炊飯器って高いものなのですね!


というか、これまでも、私が買うのはせいぜい掃除機ぐらいまでで、大きな買いもの、特に家電品はお父さんがボーナスで買ってくれるというイメージでした。


父亡き後、そう言えば、今まで使っていた炊飯器も今の洗濯機も、弟が買ってくれたものでした。


今回はさすがに半分出すよとお札を3枚置いてみたのですが、寝る前に返って来ました。


もしかして、雨漏り被害で炊飯器に不具合が出たんじゃないの?家の保険の対象にならないかな?とも聞いてみたのですが、いやこれはもう寿命だろうと。


少し前から、水の入り方なのか、ご飯にふやけたように柔らかくなる部分があって、炊き上がりにムラが出てきていたのですが、弟はむしろ、そちらの方が気になっていたようです。


私はそれはそれで、柔らかい所があっても、蓋の湯気が落ちたのかな?ぐらいに考えて気にぜず食べていたので、感覚というのは本当に人それぞれなのですね。

 


そんなこんなで、我が家に新しい炊飯器がやって来ました。


米屋だったからという訳ではないとは思いますが、米好きの我が家、ご飯がなくては一日も立ち行かないので、やはり炊飯器は大切です。
ありがたくいただきたいと思います。





朝飯前という言葉、寝坊助の私には縁のないことと思っていましたが、食事前に何かするという意味なら、
(あっ、ちょっとちがいますかね?)
今日の記事は朝飯前ということになりますね。




遅くなりましたが、朝ごはんを食べて来ます。
もちろん今日も、白いご飯です。