乳がんと闘うsmileyの買わない・捨てないお片づけ生活

令和元年、消費税も上がるというのに…あるものを使わなきゃもったいない‼ 乳がんと闘うスマイリーが、病気を機に、買わない・捨てないをポリシーに使いきる暮らしで体と心のデトックスをめざす、お片づけブログ☺ 

『ガラクタ捨てれば自分が見える』読了📖

こんにちは☀


乳がんの術後で、ただいま自宅静養中のスマイリーです☺



先日、連休明けに切った左乳がんの病理診断結果が出ました。
概ね、手術前の主治医の見立ての通りでしたが、病期がステージⅢとの確定診断に、自分でも見当はつけていたものの、やっぱりちょっとへこんだスマイリーでした。


また、リンパ節への転移がやはり気になるということで、予定していた放射線治療の前に、6ヶ月の抗がん剤治療を受けることを決めました。
こちらも、想定の範囲内といいますか、自分でも外科的療法のみならず、化学療法も必要ではないかと思っていた所だったので今回はすぐに決断することができました。


そんな訳で、来週の水曜には心臓の方と口腔外科の事前検査を受け、その次の水曜日から抗がん剤が始まります。


退院後、なかなか傷の痛みが引かなかったり微熱が続いたりしたこともあり、外にも出ずに部屋着で寝たり起きたりしていたスマイリーですが、養生し過ぎて体が弱るということもありますし、また、抗がん剤治療に向けて気持ち的にも物理的にも準備を始めるために、そろそろ床上げしなくちゃな、と思っています。



昨日はそんな気持ちもあって、午後からベッドの下や裏側に掃除機をかけたりしていたのですが、なんとベッドと壁の間から、前の抗がん剤で髪が抜けた時に買った医療用の帽子が出てきて本当にびっくりしました。寝る時にもかぶっていたりしたので、ヘッドボード側に落ちたのは納得できるのですが、このタイミングで出てきたというのがなんとも不思議で驚いています。


前回は治療を始めたのが寒い時期に向かっていたことと、やはり最初は髪が抜けたら隠さなくてはと思って一応は買ってみたのですが、一日中かぶっているのはやはり煩わしく、途中からは自分が見られたくなくて隠すというよりは、病院内で例えばLAWSONに行く時にすれ違う一般のお客さんをびっくりさせないようにと思ってかぶっていたのを思い出しました。


今回は暑い時期に始まるのでいらないかな、と思ったのですが、考えると抗がん剤の期間は6ヶ月弱、終わる頃には雪もちらちら降ってくる時期ですね。実際、髪がないと思いの外寒いので、出番があるかもしれません。



さて、ベッドの下から出てきたのは、帽子だけではありませんでした。タイトルに書いた、カレン・キングストンのベストセラーにしてロングセラーの『ガラクタ捨てれば自分が見える』と、中崎タツヤ著『もたない男』。どちらも文庫本で、どちらも開いた形跡がありませんでした。



ということで、今日は午前中いっぱいかかって、カレンの『ガラクタ捨てれば自分が見える』を読了しました。




今や、ちまたにあふれるお掃除本、片づけ本、断捨離のすすめなど、あの、一世を風靡した辰巳渚氏の『捨てる技術』以来、この世を席巻しているいわゆる‘’捨て本‘’ですが、その中でも最も有名で、かつ影響力と効果の大きい一冊として、もはや伝説のようになっているカレンとしては二冊めの風水本です。


今回見つかったのは文庫版でしたが、実は、私は前にもこの本を読んでいます。

私が最初に読んだのはソフトカバーながら普通の書籍サイズで、初版かどうかはともかく、今のように片づけや断捨離、ミニマルライフなどが大きく取り上げられる以前のもので、もしかしたらまだ本棚の奥底に眠っているかもしれません。


どこかにあるはずの本をまた買っているということは、私の本棚が既にほしい本を検索できない状態になっているということであり、そして、『もたない男』などという本も買っているあたり、やはり私にとって‘’すっきり暮らしたい‘’というのは常に大きな悲願で、時折その願いを思い出しては、役に立ちそうな本を買っていたのだと思います。

そして、そう思って買っているのに、あまつさえベッドの枕もとまで運んでいるのに開く余裕もなく、結局下に落として忘れているのでした。



もともと、どちらかというとシンプルライフ、という考え方に魅かれていた時期が長くあり、その頃にカレン本の一冊目も入手したと思うのですが、シンプルライフのほかに、スローライフ、そしてスピリチュアルライフ、というのを自分では求めていたように思います。


自分の蔵書も、その頃は‘’3S‘’と名づけていましたが、そのラインに沿って収集されており、そういった本を読むとその時々の自分の疑問に答えが出たり、これから動くべき方向性が見えるような気がして、一時期は書店で本を探すよりも、自分の集めた本棚にあたった方がほしい本・読みたい本に出会えると、それまで一冊いっさつ集めてきた自分のコレクションに満足していたものでした。


それが、いつからか、自分が必要だと思って買った本なのに読まずに積まれていたり、そもそも見込み違いで選定に失敗した本が処分もされずに置いてあったりし、また、スマホで手軽にネット上にある記事やニュースを読むことのできる時代となり、活字中毒の私にはそれで当座の禁断症状だけは緩和されるので、最近は多量の本に埋もれながら本らしい本も読まず、読書らしい読書もしていないという、貧しい精神生活を送っていたのでした。

 
やはり通信販売、特にAmazonで、下手をすると行こういこうと思いながらなかなか書店に寄れずに2日、3日と過ぎる間に、‘’ポチる‘’という表現がありますが、思い立った時にクリックしておけば直接本屋に行くより早いくらいの感覚ですぐ届くため、簡単に買うクセがついてしまい、また、以前は手にとってみて下手したら全部目を通してから買うぐらいに吟味して選んでいたものを、Amazonではレビューを参考にしながらも、この一冊と確信を持って決められないばかりに良さそうな関連本を何冊も買い入れるスタイルになり、それが本のタワーを増殖させ、全体的な蔵書のレベルを下げることになった原因だと思います。



カレンは言います。

今の自分に必要なものだけを選びとり、また、将来必要になるものは時が来れば必ず手に入ると、未来と自分を信じるようにと。


そして、クリアにすべきは物理的な空間だけではなく、体と腸をきれいにすることで健康が得られ、気持ちや感情の風通しを良くすれば心が晴れやかになり、それらすべてが魂の上昇につながると。


それはすなわち、私が求めていた3つのS、シンプルライフスローライフ、そしてスピリチュアルライフということでした。




今の自分に必要なものだけを選びとる、というのはなかなか難しいことですが、カレン本がベッドの下から見つかったというのも偶然ではなく、今の私には必要なメッセージだったのだと思います。


体も心もすっきりと、それで魂が高められたら、今のこの状況も少しは違って捉えられるかもしれません。


魂の成長は自分ではわからないものなので、面倒で大変ではありますが、やはり目の前にあって手にとれるものを通して、一つ一つを選び、活かし、整えることで、魂の高みをめざしたいと思います。




このあとで、例の『もたない男』も読んでみたいと思います。きっと何か、大切な意味があるはずです。