抗がん剤の準備☀
こんにちは☀
このブログを始めるとき、乳がんが見つかり手術と放射線をする予定であること、どうもリンパ節にも入っているようなので、抗がん剤もあるのでは、と書きましたが、やはり思った通り、抗がん剤をすることになりました。
今回は、手や足の爪にダメージが来るらしく、看護師さんから、手足の先に入れる保冷剤を持ってくるように言われています。
クーラーバッグなんて持ってないなあ、と思っていたら、昨日届いた『クロワッサン』の付録に、六花亭の包装紙の柄で仕立てた保冷バッグがついてきました。
帯広の『柳月』と並んで、北海道の銘菓を代表する『六花亭』。
今でこそ、あちこちに直営店ができ、空港などでも手に入るようになりましたが、近くで買えない時代は、お土産にいただいてもその手文庫型の箱の佇まいに惹かれ、またいつの頃からか、この美しい花の包装紙が『六花亭』の顔となり、なんだか特別な頂き物という雰囲気がしたものです。
この、美しい花のスケッチは、坂本直行という人のデザインで、はまなすやかたくりなどが素朴な線と透明感のある色付けで描かれています。
坂本直行氏は、なんと、あの坂本龍馬の子孫にあたる人で、遠く北海道に移住したようです。
この花の包装紙は長く愛されていますね。これからは、これに保冷剤を入れて毎回持っていこうと思っているスマイリーです☺
手袋も用意したかったのですが、残念ながらヤフオクでの発送が間に合わず、まだ手元には来ていません。ミトン型の手袋は持っていなかったので落札しましたが、こんな季節外れの時期にものが買えるのは、やはりヤフオクならではですね。
とりあえず、今回は靴下で代用してみようと思います。
同じように副作用対策として、髪が抜けた時の帽子やウィッグがありますが、この間医療用帽子がひょんな所から出てきたのと、ウィッグも持ってはいるのですが、今回はかつらはいいかな、と思っている自分がいます。
また、先日美容師の友達に髪を切ってもらった時に、抜ける前にもっと切ろうと思っていることを相談すると、そこまで短くしなくても良いかもしれない、とのこと。
今回は、あまりかまえないで、その都度対処していく、という風で良いのかもしれません。抗がん剤2回目の余裕、という訳でもないのですが、吐き気にしろ脱毛にしろ、来るものは来る、なるものはなる、といった心境のスマイリーです。
「5、6日は食べられないと思いますから」と看護師さん。その間は栄養のことなど気にせず、食べられるものを食べるように、とのことでした。
そういう意味では、その美容師の友達がもう一人誘ってくれて、昨日は3人でヘルシーなランチに行って来ました。
お野菜たっぷりに雑穀入りのご飯、とろみのついたきのこのスープ。どれも体に良さそうな、そして品数と食品数の多い御膳でした。
おしゃべりしながらの楽しいランチの時間は、私に、力と勇気を与えてくれたと思います。何よりの抗がん剤の準備になったと思います。
そして。
今回の抗がん剤が増えたことで、治療期間が延びたため、その診断書を職場に届けて来ました。
3週間を1クールとして8回の抗がん剤投与は、約6ヶ月の時間を要します。復帰まで3ヶ月、という当初の診断は、この投与期間に次の放射線に行くまでの1ヶ月のインターバルを含め、来年2月末まで、と書き直されていました。
長い長い道のりですが、またボチボチ、やっていきたいと思います。
職場に顔を出すのも久しぶりでしたが、皆さんに励ましていただき、休んでいる後ろめたさや申し訳なさはあるものの、やはり力づけられて帰って来ました。
抗がん剤の準備は、物理的なものよりも、この目に見えないパワーが必要なのかもしれません。
5年前、抗がん剤が怖くて受け入れられなかった私に、体験者だったいとこがくれた「大丈夫だよ、やってる時は色々あるけど、最後には良くなるよ!」という言葉を今一度お守りにして、行ってきたいと思います。