乳がんと闘うsmileyの買わない・捨てないお片づけ生活

令和元年、消費税も上がるというのに…あるものを使わなきゃもったいない‼ 乳がんと闘うスマイリーが、病気を機に、買わない・捨てないをポリシーに使いきる暮らしで体と心のデトックスをめざす、お片づけブログ☺ 

抗がん剤1回目~☀

こんにちは☀



乳がんの手術をして、ただいま抗がん剤治療中のスマイリーです☺



3月末に受けた全身のMRI造影検査で乳がんの疑いありと診断され、翌4月1日に細胞診、4月12日にルミナールA型の乳がんとのことで連休開け5月8日に温存手術を受けました。


その病理検査の結果、リンパ節転移もあったため、6月12日から3週間毎のクールで全8回の抗がん剤治療を受けることになりました。


抗がん剤治療の概要については、前回のブログにまとめた所ですが、今回は、実際に1回目の投与をした時の様子や副作用の状態について、お伝えしていきたいと思います。




⚪FEC 療法 1回目~6月12日


抗がん剤を始めたら、なかなか美味しく食事もできないからと思い、ランチに誘ってくれた友人たちと前日は楽しい時間を過ごして来ました。

その前の週に、その美容師の友達の所へ髪を切りに行った時は、まだ術後の体の回復が充分ではなかったのか、大汗をかいて友達を心配させてしまいましたが、この日はそんなこともなく、術後の傷の痛みやしびれも急速に引きつつある時でした。


やはり、抗がん剤をするにも、術後の体がある程度戻っていないと受けられないと思いますが、自分なりにも、手術の影響は心配しなくて良いと感じるくらいの所まで来ていたと思います。



その日は楽しいランチとおしゃべりに元気をもらって帰り、準備なども整えてお風呂に入って寝ましたが、なぜだか眠りが浅く、少し眠っては目覚めてを繰り返し、結局まんじりともせず朝を迎えました。


やはり、抗がん剤治療の前日ということで、不安や緊張があったのでしょうか。


普段の生活ではどちらかと言えば‘’睡眠負債‘’を抱えているたちで、いつでも眠れる、どこでも眠れる、いくらでも眠れるスマイリーなので、自分が眠れなくなる、などとは考えてもいなかったのでした。


結果、寝不足なままで抗がん剤治療に臨む形になってしまい、投与終了後からのひどい倦怠感は、そのせいもあったかもしれないと考えています。


次回は、眠剤を使うなどしてよく眠り、万全な体調で受けられるようにしたいと思います。



そんなことで、朝からぼんやりしながらも、弟が大学病院まで運転して連れていってくれると言うのでお言葉に甘え、医師との約束の午前8時までには病院入りしていました。


今回の薬剤は、眠くなるものではないため、自分で運転して来ても良いとは言われていたのですが、やはり送ってもらうと体も楽ですし、何より、‘’家族に支えてもらっている感‘’があり、そういったことが結局大きな力になっていくのではないかと感じます。


これから秋のイベントに向けて、仕事も忙しくなる弟ですが、3週間に1回の投与の日には、またお願いしちゃおうかなと思っています。



朝8時の大学病院は、人気(ヒト- ケ)もなく閑散として、と書きたい所ですが、なんと、既に診療を待つ人が大勢、待合室の長椅子を埋めており、皆、朝からこうして来院しているんだなと改めて思いました。

自分にとっては地元の大学病院ですが、遠くから来ている方も多いのではないでしょうか。待合室にいるどの人を見ても、今は同志のような気のするスマイリーでした☺



本来の抗がん剤投与日のスケジュールであればここでまず、血液検査をして、治療に必要な白血球数が足りているかの判断になるのですが、前回の診察でこの検査までを済ませているので、この日は血液検査はありません。


ただ、今後、毎朝の検温が自己管理になるため、階下のLAWSONで、電子体温計を買いました。MY体温計という訳です。


先に口腔外科での口内チェックを、とのことだったのでそちらにも回ってみましたが、まだ受付が始まらないようです。


乳腺科の主治医の所へ行くと、点滴用の針を刺されてしまうので、できれば先に口腔外科のケアを済ませたかったのですが、そうしている間にも乳腺科外来を受診しようとするお客さんが増えてくるので、とりあえず乳腺科の列に並ぶことにしました。


抗がん剤の投与自体は、『外来化学療法センター』で受けるのですが、最初の点滴を入れる針の挿管は、乳腺科の主治医が自分でしたいと言っているとのことで、このような流れになっているのでした。


このあとに口腔外科の受診があるのに、先に針を入れられるのは嫌だなと思っていましたが、主治医の顔を見て、いってらっしゃい、と送り出されるのも案外良いものだなと思い直しました。


残念ながら手首の所にはうまく入らず、手の甲に刺されてしまいましたが、何とか点滴用の血管を確保することができました。


血管が細く、なかなか針が入らないため、前回の抗がん剤ではあらかじめポートを埋め込んでもらっていたスマイリーです。

今回はそこを失念してしまい、ポートを入れてもらえば良かった、と言うと、主治医は、「ボクの感じでは大丈夫だと思うけどね~まあ、1回やってみましょう、ダメだったらごめんね~」とのことで、それは、前回『外来化学療法センター』で相談した時も同様に言われたことでした。

今日はこの血管で勝負するしかありません。

手の甲に点滴用の針を刺したまま、私は口腔外科へ向かいました。



抗がん剤の副作用で、口の中が荒れたり、口内炎ができたりといったトラブルがあることを、今回の説明で初めて知った訳ですが、前回確かに、途中で歯磨きさえできなくなっていたことを思うと、こうして口腔外科でケアをしてくれるシステムになったというのは、良いことのように思いました。

たっぷり二時間かけて、歯石取りから歯磨き、口蓋のケアまでしてもらい、『外来化学療法センター』にたどり着いたのは、午前10時半のことでした。


『外来化学療法センター』はまだ外にも人が並んでおり、口腔外科で遅くなった分、出遅れた感はありましたが、ほどなく呼ばれ、奥のベッドが一台でいっぱいの細長いブースに通されました。


何時間かを過ごすには圧迫感のある狭い空間ですが、今日はここが私の病室です。


病院の病棟に、抗がん剤を受ける人のベッドが用意できないとのことでしたが、確かに、この人数が入院して治療するスペースはないかもしれない、と感じたほどたくさんの人が、それぞれのブースに横たわり、点滴を受けていました。


さて、今回私が一番気になったのは、持参した保冷剤を、いつ手足に装着するのか、ということでした。


点滴の準備もあるので、待っているうちに着けてみようかなと取り出すと、あっという間に溶けてきます。そして、何人かの看護師さんに「いつ、着けたら良いですか?」と聞くのですが、まだ大丈夫ですよ~の返事に、そのまま前投薬の点滴30分が始まりました。

イメンドというカプセルも飲みました。

これは吐き気止めのお薬で、先に飲んでおくようです。


そうこうするうちに、とうとう、あの赤い点滴パックが、運ばれて来ました。


エピルビシンです。



今、乳がんと闘いながらタレントとしても活躍している元・SKE48矢方美紀さんというお嬢さんがいます。


彼女は、自分が乳がんになったことを公表することで、若い世代でもがんになることがあると知ってほしい、と、がんのイベントに出たり、治療中の自分の様子を動画にして公開したりしています。


そんな彼女が、先日自分のドキュメンタリーの中で、この抗がん剤のことを「アセロラ色の~」と表していて、「その表現はやめろ~💧」と思いましたが、まさにぴったりの、本当にきれいな赤い色でした。

ただし、もうこれで、アセロラドリンクは飲めなくなるかもしれません。


表現はともかく、こういう若い方が、自分と同じような治療をしながら、仕事にも楽しみを見つけてがんばっている様子には、大いに励まされますね。

矢方美紀さん、今の所私の、No.1の推しメンです💟
(表現、合ってますかね?)



さて、この赤いお薬は実は結構キツいようで、点滴が漏れて皮膚に触れたら危ないとか、あと、薬が通る血管そのものが壊れたりすることがある、などコワい話をたくさん聞かされていました。
血管が、紫色になってしまうというのです。


そんなことで、看護師さんも大変慎重に、気をつけて入れてくれた点滴でしたが、途中で器械が止まってしまい、警告音がピーピーと鳴り始めました。
スムーズに入らなくなってしまったのです。


何度か調整してもらったり、水を流してもらったりもしたのですが、やはり流れが良くなく、また、このお薬は投与に長い時間をかけること自体がNGということで、新しく血管をとり、入れ直すことになりました。


持参した保冷剤は、後半4回のDTX 投与の際に使うものであって、今日は要らなかったらしく、手を冷やしてもいないのにすっかり冷たくなってしまい、逆に温熱ジェルみたいなものをタオルで巻いて当ててもらい、腕を温めながらの刺し替えとなりました。


今度は手の甲ではなく、腕の方です。

こんな時のために、末端の方から血管をとるのだと手の甲に刺されるのに抵抗を示した私に主治医が言っていたとおりでした。


一本目はダメだったものの、二本目で新しい血管が取れ、それから元の針を抜くという慎重さで、無事、刺し替えが終了し、点滴再開となったのでした。



そこからは安心したのか、私は少し、眠ったようです。


室内には狭いながら、枕元にディスプレイも設置され、テレビも見れる環境ではあったのですが、今回は眠るかスマホでブログを打つかにしようと決めていました。


乳がんの手術で左わきのリンパ節を取ったため、今後一生、左手側には針を刺したり血圧を測ったりできないので、自ずと点滴は右腕ということになるのですが、そうなると、左手でのスマホ操作は、見るだけならまだしも、打ち込みはやはり無理な話でした。


「終わりましたよ~」という声に起こされた時は、体がベッドに沈み込むように重く、もう少し寝ていたい、とも思いましたが、口腔外科で遅くなったのと、投与中のアクシデントで思いがけず長い点滴になってしまい、とにかくお腹が空いていました。

『外来化学療法センター』を出たのは、午後2時半を回っていました。


と、どうも、体が重いのです。


抗がん剤は、繰り返すことによって体の外に排泄できない薬剤が貯まっていき、より重篤な副作用が起きることがあるのですが、そういう意味では初回の投与である今回は軽く済むはずのものが、こんなに体がコワいなんてと、何だか大変負担に感じ、今回の抗がん剤はちょっと大変かも、という気持ちにさせました。


とにかく早く帰りたい。

帰ってご飯を食べて寝たい。



支払いにもものすごく時間がかかるため、会計をしてから迎えのお願いの連絡をしました。


今日のミッションもこれで終わりではなく、大学病院の構内を出た所にある薬局に、薬をもらいに行かなければならないので、時間の節約のつもりでそこで待ち合わせということにしたのですが、たった500mほどの距離なのに、歩き始めてすぐに後悔したスマイリーでした。


処方薬なので、近所の薬局で受け取るという方法もあったのですが、すぐにも必要な吐き気止めなどの薬があり、万が一近所の薬局に無いものがあってはと、確実にお薬の用意されている大学病院の‘’お膝元‘’のお店に行ったのです。



薬をもらい、自宅に着いたのは午後の4時を回っていました。


朝食は摂っていっていたのですが、お昼抜きとなってしまい、何か食べたいのですが食べようとすると既に始まっている副作用の吐き気と嘔吐のためにそれもままならず、茶の間とトイレを何度も行ったり来たりしながらの‘’食べることとの闘い‘’がここから始まったのでした。


抗がん剤の投与後、すぐに大学病院の食堂ででも食べれば良かったのかもしれませんが、何だかとにかく早く帰りたい、と、食事を後回しにしてしまったのです。


次回はここも反省点として考えていきたいと思います。




さて、ここからの副作用の様子については、書くのもツラいものがありますが、読むのもあまり嬉しくないと思いますので、別記事にします。


読者制限をするとか特別な限定記事にする訳ではありませんが、乳がん関係の方や抗がん剤の副作用についてリアルな所を知りたいという方はご覧いただければと思います。




最後に、この日のお会計の詳細について記して、抗がん剤1回目の投与の状況についての記事を終わりたいと思います。



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<買ったもの>


⚪備品として

OMRON電子体温計 💴1, 980円




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<大学病院支払い>


⚪口腔外科

初・再診料    💴  230円
医学管理等    💴  570円
検査       💴  600円
処置       💴 1, 050円

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総医療費     💴 8, 170円
自己負担額    💴 2, 450円




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⚪FEC 療法 1回目


初・再診料    💴  215円
投薬       💴 1, 680円
注射       💴 17, 115円

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総医療費     💴 63, 380円
自己負担額    💴 19, 010円




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<薬局支払い>


⚪保険調剤負担金 

合計       💴 24, 210円
自己負担額    💴 7, 260円

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以上、ご参考まで。

ちなみに、今回の抗がん剤は、身長・体重から割り出される体表面積に応じて投与量が変わるらしく、150cm - 57kg のスマイリーは、少ない方だと思われます。


抗がん剤の費用も投与量に比例しますので、より背の高い方は、まだ高くなることと思います。



ご参考まで。