乳がんと闘うsmileyの買わない・捨てないお片づけ生活

令和元年、消費税も上がるというのに…あるものを使わなきゃもったいない‼ 乳がんと闘うスマイリーが、病気を機に、買わない・捨てないをポリシーに使いきる暮らしで体と心のデトックスをめざす、お片づけブログ☺ 

抗がん剤の副作用について☀

こんにちは☀


乳がんの手術が終わり、ただいま抗がん剤治療中のスマイリーです☺



6月12日に1回目の投与を行い、3週間を1クールとして、全8回の抗がん剤治療を予定しています。


抗がん剤には副作用はつきものですし、経験者なので、それなりの覚悟というか、自分の体がどうなるかはわかっていたつもりだったのですが、頭でわかっていてもどうすることもできないのが副作用ですね💧


今回、投与前日に眠れなかったという、スマイリーにしては本当に珍しいことがあり、体調も万全ではなかったのですが、やはり、朝の8時から病院入りしていたにも関わらず、口腔外科での歯の点検に二時間もかかり、また、いざ入れ始めた抗がん剤がスムーズに入らなかったため、途中で止めて水を流したり(生理的食塩水ですね)、結局は針の刺し直しになったりして時間がかかり、家について何か食べたいと思った時には、既に吐き気が始まってしまった、というのが敗因かもしれません。


運転して行っても良いとさえ言われていたのに、車に乗せて来てもらってさえ、かなり調子が悪い状態で帰宅する羽目になってしまったのでした。


帰ると、母が私の大好物の‘’冷や麦‘’を茹でてくれている所でした。これを、豚バラ肉で出汁をとった醤油ベースの熱いつゆでいただくのです。


これは、産婆さんをしていた父方のおばあちゃん直伝のレシピで、‘’冷や麦‘’ではありますが、我が家では、夏でもこの熱いつゆでいただきます。私はこれが、大好きなのです。


この日も、食べられなくなるであろう私のために、弟が迎えに出たタイミングで、母が用意してくれていたのでした。


一方、抗がん剤の副作用として最もポピュラーなのは吐き気や嘔吐なのですが、この引き金となるものに、匂いがあります。また、ものによっては、冷ましてから口にすることで、吐き気を抑えられますと抗がん剤の説明書にもあったはずでした。


そんなことで、帰る道々、何か食べて行こうか?という弟に、とにかく帰りたい、帰ったら冷たいつゆでそうめんでも食べるから、と答えていたスマイリーです。冷たいつゆは、追いがつおの出汁を希釈するだけの手抜き出汁です。


ところが、帰ってみると、大好きな‘’あったか麦‘’が待っていて、私のために作ってくれていた、ということもあり、また、とにかくおなかも空いていたため、「冷たいそうめんの方が良かったんじゃないの?」と言う弟を尻目に、早速お膳についていただきますをしてしまったのでした。


先人の知恵や、そこまでは至らずとも、自分のわずかな経験値でも、やはり大事にした方が良いということに、この後思いきり気づかされるスマイリーでした。


一口食べてはトイレにたち、合間にもらったばかりの制吐剤を飲み、それでも最初は胃液が多少出ていたのですが、途中からおなかが空っぽなので吐くものもなくなり、それでもいつもなら美味しい豚バラの出汁の匂いにやられてまたトイレにたち、なんとかおなかに少し入ったかな、という頃には、吐き気どめがしっかり効いていて、吐こうにも吐けない、という状態になっていました。


実際に吐いたのはこの日だけで、このあとは吐き気止めが仕事をしてくれていたのですが、それでも色々な匂いに誘発されて起こる吐き気やなんとも言えない具合の悪さは、その後1週間、続いたのでした。


食い気に走って最初は失敗してしまいましたが、そんな中、食べられるものもたくさん見つけることがでしました。


前回は、例の冷たいそうめんに頼り過ぎたあまり、抗がん剤終了後も、長きに渡ってそうめんが食べられなくなっていたスマイリーです。一度、大丈夫というものが見つかるとそればかり食べたくなりますが、今回は最初にひどい吐きに悩まされたので、多少吐いても仕方ない、と思って色々トライしてみることができました。


抗がん剤の副作用中でも食べやすかったのは、

・お粥にお塩
・白飯にゆかり
・梅茶漬け

のような、シンプルかつ塩味や紫蘇の爽やかさのあるもの。

・すりリンゴ
・スイカ
・瓜
・トマト

などのプレーンな野菜や果物。


後になってからは、

・キュウリとお味噌
・粉ふきいもにバター
・いもサラダ

など食感のしっかりしたものも食べましたが、これは相当、胃が回復してきてからでないと、食べられても(口には入れられても)胃が消化できない状態だったのか、後で子どもみたいに‘’おなかがいたくなる‘’という羽目に陥っていました。


がん細胞をやっつけながらも、同時に全身の細胞をダメージしてしまう抗がん剤治療。


今回、乳がんだとわかってからは、砂糖ががんの餌になること、また、お肉を食べると血が汚れる、という情報もあり、糖分の入ったものやお肉を極力摂らないようにしていたスマイリーですが、こうやって全身にダメージが来てみると、そして、あまりに食べられなくなると、とにかく食べて、体に力をつけないと‼という気持ちになったのも事実です。


野菜や果物中心に、でも、あまり考え過ぎず、バランスよく食べていくことが大切だと感じました。



そんなこんなで、食べられずに、いやそれ以上に、吐き気や嘔吐で苦しかったのは1週間程度でしたが、治ってみればけろりとしたものです。とりあえず、1週間我慢すれば大丈夫だな、と思っていた矢先でした。



ほっとしたのも束の間、昨夜はとうとう、高い熱が出てしまったスマイリーでした。


発熱の原因はわからないのですが、抗がん剤の副作用の一つに、骨髄抑制という症状があり、自分の免疫力が下がるため、細菌に感染しやすくなったり、普通なら感染しても抑え込めるような細菌に体が負けて、重症化してしまったりするのです。


昨夜は早く寝るつもりだったのが、情熱大陸か何かの番組で、ロンドンでシンガーとして活躍している日本人の方が取材されており、‘’Next Gaga ‘’とさえ言われているという彼女の歌やパフォーマンスに、つい見入ってしまいました。


母がお風呂をすすめてくれたのですが、その時になって何だか体がだるいことに気づいた私は、自室に戻り、体温を計ると、既に7度7分でした。


発熱の場合の薬も既に処方されており、8度以上の熱が出たら飲む、ということもわかっていたのですが、こうした、骨髄抑制からの症状は、繰り返し投与してから出てくるものと思っていたので、1クール目からの発熱には驚いてしまったのです。


寒気や悪寒もないし、さほど全身状態は悪くないようには思えたのですが、やはり抗がん剤中の発熱ということで、落ち着かない夜となってしまいました。


自分の体に、いったい何が起きているのか。


その後、二時間置きぐらいに検温しつつ、『抗がん剤 発熱』などの言葉であちこち検索しながら、明け方にようやく眠ることができました。



朝5時に目覚めた時、きっと下がっているだろうと思っていた熱は、さにあらず、8度1分をマークしていました。


普段なら、汗をかきながら一晩眠れば回復するはずの熱でした。こんな所にも、体が弱っていることがあらわれているのです。


いつでも電話してきて下さいね、と言っていた『外来化学療法センター』の電話は、朝の8時半まで繋がりません。とりあえず、ネットで見つけた‘’自分でできること‘’の水を飲む、をやって、そしてまだ水の味が戻らずあまり飲めないことに気づいた私は、昨日、弟が差し入れてくれていたカルピス・ウォーターが冷蔵庫にあったのを思い出しました。


あれ以来、甘味の飲み物を一切摂らない私に、それでも時々、こういうものを飲ませようと買って来るのでした。


バランスよく食べた方が良い、と思う反面、砂糖はがんの餌になる、と思うとどうしても手が出なかったのですが、水分確保のため、そして、極端な思い込みに縛られている自分を少しでも手放すため、せっかくなので、このカルピス・ウォーターを飲んでみることにしました。


子どもの頃、お中元などで箱入りでいただいた瓶詰めの、濃い目に割って飲んでいた味とは違いますが、甘くて飲みやすく、文字通り水分補給もできたのでした。



果たして、電話をする頃には、熱も若干下がっては来ていたのですが、『外来化学療法センター』の看護師さんの答えは、一度は8度台になったのだから、抗生剤を飲んでください、というものでした。それでも下がらなかったら、解熱剤も使って下さい、とのこと。早く飲めば良かったのかもしれません。自宅での療養は、この辺りが難しい所です。


そして。

朝、昼と抗生剤を使ってみましたが、熱は未だに38度前後をウロウロしています。自分の力だけでは熱は下げられないようです。

昨日の二の舞にならないよう、今夜は座薬を入れて寝たいと思います。



何だか今回の抗がん剤は手強いな、ちょっと大変かもとやっぱり思っているスマイリーでした。