乳がんと闘うsmileyの買わない・捨てないお片づけ生活

令和元年、消費税も上がるというのに…あるものを使わなきゃもったいない‼ 乳がんと闘うスマイリーが、病気を機に、買わない・捨てないをポリシーに使いきる暮らしで体と心のデトックスをめざす、お片づけブログ☺ 

抗がん剤3回目~☀

こんにちは☀


春に乳がんの手術をして、ただいま抗がん剤治療中のスマイリーです☺


手術➡抗がん剤放射線、という、がんの標準治療の王道コースなので、今は第2段階、といった所でしょうか。


先週の水曜日は、その3回目の投与の日でした。


前の晩は睡眠確保のため、眠剤を飲んで寝ました。
いつも、眠りにつく前の様子をモニターしようと思っているのですが、やっぱりいつの間にか眠っていました。
4時間ほど、ぐっすりです。
恐るべし、眠剤


前回、睡眠と食事を優先して受けることで副作用が割と軽く済んだので、今回も、しっかり食べて行く作戦です。




さて、この日はうちの祖父の本命日でもありました。


七回忌ということで、春の段階ではこの日にお寺の会場を借りての大々的な法事を予定していた我が家ですが、私の癌が発覚し、懸案事項となっていました。


抗がん剤の投与日とも重なることがわかってからは、母の鶴の一声で、当日の法事は取りやめ、大きな法要は来年、父の七回忌と併せて行うこととなりました。



それでも、日ごろから、家族の亡くなった日を覚えていて、月命日には欠かさずお参りに来てくれているような方もいらっしゃるので、そういう方にはいつも通りお坊さんのお参りに合わせて来ていただき、一緒にお参りいただいた後で、お昼を近くのお寿司屋さんで食べていただこうということになっています。


自分はその時間、抗がん剤中でそちらには参加できませんでしたが、母が前の晩からお赤飯を炊いたり、何やらごちそうも用意していたのを食べて腹ごしらえし、大学病院へ。

今回も、弟が送ってくれました。


運転を禁じられている訳ではないのですが、抗がん剤の日の送迎は、ずっとしてくれるつもりでいるようです。




運転と言えば、先週は、お客様にお持ちいただくお菓子を買いに、母を乗せて、少し遠出もしてきたスマイリーです。


久しぶりのロング・ドライブと、地元では有名な、四色のあんこの入った大きな最中を誂えて、母は満足したようです。


やや疲れはしましたが、行って良かったね、お菓子もやっぱり貴信堂さんだね、と何度も言うのを聞いて、こんなことでも大きな楽しみになるほど、日々、私の世話にかまけ、外出もろくにしていない母の日常を思いました。


元気でいなければ、親孝行もできませんね。



抗がん剤の副作用が治まっていれば、少しぐらいならこのようなこともできるのですが、今回も投与からそろそろ1週間になりますが、まだまだダルさが抜けないスマイリーです。


今回は対策が行き届き、吐き気もかなり押さえられ、早くから食べることができたのですが、口に入れることができても、消化の悪いものは、結局そのまま出てきてしまうということがありました。

やはり、胃腸の動きにもダメージが出るようです。



そして、抗がん剤の体への蓄積も、少しずつ始まってきています。


目に見える所では、指の爪が紫色に変わってきており、今までは親指の爪だけでしたが、他の指でも、まだ外に出てくる前の部分が変色しているのが、皮膚を通して見えるようになってきました。

少し気持ちワルい話ですみません。



見えない所では、体の末端に痛みがあり、まだまだ抗がん剤デトックスが十分でないことを感じる時があります。


そんなときは、水分をとって、とにかく出す。
あるいは、お風呂に入って、汗として出すことが大事なのですが、ダルさに負けて、入れない日もありました。



世間様ではお盆休みも終わり、月曜日からは本格的にお仕事、という方も多いですよね。


自分も治療が仕事と心得て、食べるものをしっかり食べ、お風呂にちゃんと入ってデトックスをして、と、‘’正しい抗がん剤治療生活‘’をしなければと思います。


何が‘’正しい‘’のか、場合によっては判断が難しい所ではありますが…。



実は、抗がん剤投与の日の3日前に、地元の中学校の同期会が開催されていました。


同期の学年が一昨年50歳を迎えたのを機に、自分が言い出しっぺで始めた同期会で、本来なら案内の葉書を出したり、何やかにや、準備も率先して行うべき立場なのですが、今回は早い段階から自分は抜けさせてもらい、会の案内も開催も、云わば丸投げで、他の幹事の方にお願いしていました。


それでも当日、出られれば参加するつもりではあったのですが、この‘’正しい抗がん剤治療生活‘’というものに、ちょっと引っ掛かってしまったのかもしれません。


仕事も休んでいるんだし。

病気の体を押して行っても、みんなに気を遣わせるだけかも。


そんな思いがかけめぐり、結局、今回は顔も出さずに終わったスマイリーでした。


当日の朝、体調よかったら迎えに行くよ、とまで言ってくれた友人に、見送ることにしたのと言いながら、実は直前まで決められないままにいた挙げ句の選択でした。



体力的な面でのダメージと、楽しさからもらうパワーと、どちらが大きかったのかはわかりませんが、いつになく、自分にしては消極的な方を選んだという自覚はありました。


後悔している訳ではないのですが、行っていたらどうだったかな、という気持ちも若干はありました。


きっとみんな、優しく迎え入れてくれたことでしょう。


ですが、見た目ひとつをとっても、生まれたての鳥のようなまばらな髪の毛に、口ではいくら元気だよと言っても否応なく病気の存在を出してしまう自分では、やはりせっかく集まった友達が楽しめないのではないか。



そんな私に、後日、同期会でみんなが書いてくれたという寄せ書きをいただきました。


誰かが色紙を用意して、会の中で、その場で書いてくれたのでしょう。


お見舞いや励ましの言葉に交じって、夏・冬恒例となりつつある同期会だけに、冬には会えますように、という言葉もありました。


本当にありがとうございます。


ぐるぐる考えているのは、私だけだったようです。


そして、今回参加できなかったのは、自分の遠慮や気遣いでもなんでもなく、やはり体調的に、体が動かなかっただけだということにも気づきました。


体が億劫で行きたがらないのを、色々理由をつけてもったいぶっていただけなのです。


どうやら、‘’正しい抗がん剤治療生活‘’のためには、体調の管理と共に、心のコントロールも学ぶ必要がありそうです。



今日も、銀行に行きたいからと母に連れ出され、近くの神社なども回って来たのですが、池の鯉に人がエサをやるのを見たり、お賽銭を投げて日本の平和を願ってみたり、思いがけず、ちょっとした息抜きになりました。


母も、鬱々としがちな私の気持ちを引き立てようとしてくれたのかもしれません。


自分でも何か、日々に楽しみや期待を持てる活動を入れなければと思うのですが、やりたいことがたくさんある割に、動けていないのが実情なのです。



このダルさがとれるのも、もう少しでしょうか。



体が楽になったら、またぼちぼち、片づけの方も再開したいと思います。


母との小さなお出かけも、続けてみようと思います。



そんな、抗がん剤3回目の日々の様子でした。