乳がんと闘うsmileyの買わない・捨てないお片づけ生活

令和元年、消費税も上がるというのに…あるものを使わなきゃもったいない‼ 乳がんと闘うスマイリーが、病気を機に、買わない・捨てないをポリシーに使いきる暮らしで体と心のデトックスをめざす、お片づけブログ☺ 

エアコン・クリーニング

こんにちは☀



春に乳がんが見つかり、大型連休明けに手術をして、ただ今抗がん剤治療中のスマイリーです☺


直近の抗がん剤投与を8月14日に終え、今は副作用も落ちついています。



さて、我が家では昨日、朝からダスキン
‘’おそうじマスター‘’さんに来ていただき、エアコンのクリーニングをしてもらいました。



今は少し落ちついてきたものの、抗がん剤を入れた当初は、色々なにおいに過敏になってそれが吐き気に繋がったり、不快感を感じたりして辛い時期が続いたスマイリーです。


エアコンも、家族は何も気にしていない様子なのですが、自分はどうしても、つけ始めの時のにおいが気になり、先日とうとう、エアコンのにおいがイヤだ的なことを言ってしまいました。


母は、そうなの?におい、する?と驚いていましたが、母はもう10年以上も前、脳の手術をして以来嗅覚を失い、逆ににおいを感じることができません。
それはそれで、色々辛いことや味気ない思いもあるかと思います。


におい過敏で嫌な思いをしている私でも、においを感じなくなれば良いとは到底思えません。


においがしないと、身近に良いにおいがあっても気づかない&楽しめないし、嗅覚と味覚は繋がっているようで、味もあまり感られなくなるとか。
母がそうめんのつゆにワサビをたくさん入れたがるのも、そのせいかもしれません。


ある秋のことでした。


当時自分は中学部3年生の担任をしており、修学旅行の引率に出ていました。


2日目の夜、明日は地元で有名な老舗のお菓子やさんで見学と実習を兼ねてのクッキー作りとあって、私は家に電話しました。


明日柳月さんに行くけど、うちは三方六とかって要るかな?と。


電話に出た父が、意外なことを口にしました。


お母さんが入院して、明日、頭の手術をすることになったんだよ。


えええ~っ?!

お菓子どころではありませんでした。


それより何より、3泊4日の行程で、一昨日元気に送り出してくれた母が明日は緊急手術という話に本当に驚きました。


動脈瘤でした。


母の脳動脈瘤は、例えれば、膨らんだ風船の一部に、薄くなって透けて見える所があるように、脳の動脈がふくらんで血管の壁が薄くなっており、いつ、そこから破裂してもおかしくない状態だったといいます。


幸い、地元には、今、全国でも‘’神の手‘’として知られる脳外科手術の権威の先生がいる病院があり、母もその先生が率いるチームで、先生の直弟子という方に執刀していただくことができました。


もし、この脳動脈瘤が破裂していたらと思うと…、

本当に母は、一命をとりとめた、と言っても過言ではないかもしれません。


術式は脳動脈瘤クリップ術というもので、瘤のようにふくらみ、破裂の危険性のある動脈をクリップで留めて、たとえ破裂しても大丈夫なようにするものでした。


手術は無事成功し、母は今も元気にしています。
ただ、その手術の後遺症で、嗅覚がなくなってしまったのでした。



そんなにおいを感じない母ですが、私が呟いたエアコンのにおいが気になるというのをダスキンの集金に来ているお姉さんに伝えてくれて、あっという間にエアコン・クリーニングへとつながったのでした。




当日はいわゆる‘’おそうじマスター‘’の男性の他に、ピンクのエプロン姿の女性スタッフの方がいらして、まずは床に毛布を敷いたり、テレビに透明なシートを被せたりの養生から作業は始まりました。


興味津々の私は、邪魔してはいけないと思いつつもちょくちょく見に行っていたのですが、エアコンもろとも黄色いカバーで覆われた中での清掃作業で、しかも小さな脚立に乗っての高所作業は大変そうでした。


こちらでは何の準備をする必要もなく、大型のバキュームクリーナー兼高圧洗浄機的なものが持ち込まれ、ダスキンのホームページにあったように、おそうじマスターさんがノズルを握り中に顔を突っ込んでのクリーニングが進んでいきます。


女性の方は養生が終わると外したエアコンのカバーを持っていなくなったので、クリーニングが終わるまで車で待っているのかな?と思っていると、ややしばらくして、取り外したパーツを全てきれいにしたのを持って現れました。


その頃には本体の拭き上げも終わり、部品を取りつけて完了です。


9時から始まった一連の作業は、10時20分には終わり、お茶を飲んでいただいてお金を払って、ぴったり10時半にダスキンの方は帰っていきました。


うちのエアコンは三菱の霧ヶ峰ですが、おそうじ機能がついているとかでその分工賃も高く、今回のクリーニング代は、オプションのコーティング代も含めて27,108円でした。


手動のおそうじ機能がなく、内部クリーニング機能だけであれば、14,040円のようです。


手痛い出費ではありますが、エアコンは外から見てもきれいになって、自分でやる手間や労力を考えると、サービスとして、決して高いものではないとも感じました。


前に感じた、香ばしいようなにおいもなくなりすっきり爽やか、逆にオプションで施工してもらったコーティングのにおいを感じてしまうというのは内緒です。


前のエアコンの時は、弟がカバーを外してきれいにしてくれた時もあったのですが、より機械が複雑になり、また、今、丁度地元のイベントのために仕事の追い込みにかかっている弟には、そんな余裕はありません。



思えば、この今のエアコンに替えたのも、自分が子宮がんを発症した時でした。


5月に円錐切除術という、簡単な手術をしてみたものの、患部を切り取れるだけ切り取っても、断面にはまだ癌がいるということで、結局私は夏休みの少し前に、子宮の摘出手術を受けました。


その結果、リンパや血管にも癌が入っていることがわかり、術式を拡大して卵巣の全摘適応になったことは、後で知りました。


円錐切除をする前から、子宮と卵巣の全摘を考えていた私は、そこまでは‘’想定の範囲内‘’でしたので、遠回りしてしまったな、だって先生が、見た目がきれいだから大丈夫じゃないかって言うんだもん、と思っていましたが、リンパに入っていたことから抗がん剤の治療を勧められたのは、完全に‘’想定外‘’の出来事でした。



膵臓がんだった父が抗がん剤の重積で体調が悪化したのを見ていた私は抗がん剤治療に否定的で、手術後すぐにも抗がん剤投与を始めようとしていた医師は、私がなかなか決断できないのを見て、一旦退院することを提案してきました。


折しも、5年前のお盆前のことでした。

ちょうど、お盆に里帰りした国際結婚をしているいとこがわざわざ病院に訪ねてくれて、大丈夫だよ、やってる間は(副作用とか)色々あるけど、終わったら治ってるから、と自身の経験から勧めてくれたことで、私も抗がん剤に前向きな考えを持ったのですが、もうお盆で病院内も手薄になるので、お盆明けからやりましょう、ということになったのです。


出られるとなったらすぐにも退院したいのが患者の心境ではありますが、急に決まった退院に、弟が言いました。


今、帰ってきてもうちは暑いよ、と。


暑くたって大丈夫、とにかく帰りたいの、と無理やり帰った私は、本当にその暑さに驚きました。

祖母が心臓が悪かったため、うちでは比較的早くからエアコンをつけていましたが、近年、高齢の祖父や患っていた父が冷たい風を嫌がり長く稼働させていなかったため、エアコン自体が壊れてしまっていたのです。

病院の空調に慣れていたのと、やはり術後の体には、夏の暑さは堪えました。


大雨の中、新しいエアコンの取り付け作業は行われました。
あちらの都合で指定された日なので仕方ないとはいえ、中の工事はともかく、室外機の設置にカッパを着ていてもずぶ濡れの業者さんに申し訳なく、お茶も断って帰られる様子に、私は工具用のズックの袋にお札を押し込みました。



そんな風にしてついた今のエアコンですが、買ってから5年、一度も掃除をしていなかったことが判明しました。


今回は、においに敏感になってしまった私のわがままかなとも思っていたのですが、時々はクリーニングをする必要があり、良い機会になったようです。



掃除で出た汚水は(黒い水を見せてくれました)ダスキンさんがタンクに入れて持ち帰り、分解してきれいにしてから捨てるとのことでしたが、クリーニングが終わって見てみると、床や隣のストーブの上には、埃がたくさん落ちていました。 


業者さんが帰った後で掃除機をかけた私は、埃とりついでに、ストーブの中も掃除してみました。その延長で、電話機も拭いてみました。
いつの間にか、なんとなく黄色っぽくなっていた電話が、もとの白さを取り戻しました。

 
一つがきれいになると、他もきれいにしたくなる、といいますが、確かにそんな連鎖があるのかもしれません。



もう一つ、あります。


ダスキンのおそうじプログラムには、まだまだ色々なコースがあるようです。台所や換気扇、お風呂にトイレなど…!


お金はかかるけど、こんなにきれいにしてくれるんなら癖になりそうだね、と話す中で、でもね、と。
いざ、やってもらうとなったら、前の日は、そのやってもらう所のおそうじが大変かもしれないね、と笑い話になりました。


良く聞く話なのです。


ハウスクリーニングをお願いしているお宅では、そのクリーニングが入る前の日にお掃除をしている、と。


やはり業者さんと言えど、少しでもきれいに見せたいというのが人情でしょう。


うちも、ご他聞にもれず、ダスキンさんが来る、となって、エアコンの下に積んであった物を片付けたり、ソファを動かして掃除機をかけたりもしたので、今、茶の間はいつになくすっきりしています。



今日は母がそのすっきりした茶の間にお友だちを呼んでいます。


出かけておいでと言っても、自宅にいて私の世話をするのが自分の役目と任じているらしい母には、お友だちを招いてご飯をふるまったりおしゃべりをしたりするのが今は一番の楽しみのようです。



私も今日は、自室でゆっくりしようと思います。



私のお部屋も、少し片づけなくちゃね~!