ようやく一箱出しました☀
こんにちは☀
この治療のため、5月の連休明けから、長いお休みをいただいています。
手術入院などで身動きのとれない時もあったのですが、今の抗がん剤投与は通院治療であることと、3週間に1回という長いインターバルがあることで、副作用さえひどくなければ、比較的、自由になる時間のある生活をさせてもらっています。
今回の病気療養では、こうやって家にいられる時間を利用して、これまでできなかった、自室のものの片づけをしたいと思っていました。
病気のことばかり考えているより、他にやることがあった方が良いとも思いました。
ところが、1回目の抗がん剤の副作用が思いの外強く、当初予定していた抗がん剤投与のサイクルに合わせて、リユースできるものを箱詰めしてNPO 団体に寄付するというアイデアは計画倒れに終わりました。
途中、ポートの埋め込み手術が入ったり、雨漏りの片づけがあったりしたせいもありますが、やはり、元気な時でもなかなか手の出ないことを、時間があるからとはいえ、病気療養中にしようというのは、少し無理があったかもしれません。
それでも、いっぺんには無理でも、少しずつならと、寄付用の段ボールを用意し、文房具の箱を作ってきました。
文房具、とは言っても、新品ではありません。
また、おもちゃとも教材ともつかないようなものや、片づけで出てきた不要品も入っています。
キーワードは『子どもが使えるもの』。
今回も、色分けや仲間分けの教材の材料にしようと思って百円ショップで仕入れたカラフルなプラスチック・グッズをメインに、こまごましたものを、たくさん入れました。
4色入りのカップが4セット、アイスバーが作れる容器とスティックが2セット、洗濯ばさみも2セットに、ハート型のキーホルダーたくさん。
残念ながら、今年は現場を離れてしまい、どれも教材としては活かすことができませんでした。
自分がまた職場に復帰したら、その時出会った子どもの実態にあわせて、改めてまた作りたいと思っています。
そして、自分の生活空間には、プラスチックのものはなるべく置きたくない・使いたくないという妙なこだわりもあり、これらは断捨離の対象になってしまいました。
とは言え、百円ショップ出身の物たちです。
カラフルでも新品でも、どこかで買い取ってもらえるようなものではありません。
ですが、新品で、まだ使ってもいないものを、捨てることもできません。
まして、再生プラスチックの原料として回収されるのは、容器・包装のみで、プラスチック製品は別回収です。
その行方も、最終的には埋め立てとかになるのであれば、プラスチック製品の利用自体、本当によく考えなければならないのですが、形や色、サイズが豊富で安価で手に入るため、百円ショップが教材の宝庫のように思えて、ついつい買ってしまうのでした。
その他には、プレゼントやお土産、景品としていただいたものの、自分の趣味や良い場面に合わず使えなかったポーチやお財布、ミニタオルなどの小物類多数。
また、可愛くて欲しくて自分で買ったけれど、見ているだけで満足してしまった小さな文房具や紙ものなど。
バレンタイン・チョコレートや、ミッキーさんのお菓子の入っていた、素敵な空き缶。
こんな、一つひとつは本当に取るに足らないものではあっても、捨てるには忍びない様々なものたちを、『子どもが使えるもの』なら何でも、もらってもらえる所・使ってもらえる所があるのです。
それは、北名古屋児童センターで長く継続して行っている、‘’えこぽけっと‘’という活動です。
元々は、物々交換の遊びから始まったというこの活動は、全国から寄付される色々なものを集めて安く売り、子どもたちの買い物体験の場にしたり、また、そうやって子どもがおこづかいの範囲でちょっとしたおもちゃや文房具・日用品を自分で買うことで、家庭の経済を下支えするということも視野に入れています。
興味のあるかたは、ぜひこちらのサイトから詳細を見ていただきたいと思います。
http://www. sknet 2020. com
なかなか面白い活動だと思います。
私個人としては、使いかけの文房具でもOK、という所と、大人からみたらガラクタのようなものでも、子どもにとっては宝物になるかもしれないので、捨てずに何でも送って下さい…という例に挙がっていた、‘’星の砂‘’など、という記述に惹かれました。
以来、ちょっとした小物やこまごまとしたオマケ、飾り物などの他、教材の残りや使い切れなかった文房具などを折りに触れて箱詰めして送っています。
今回も、どうしてもやりたくなって買ったキティちゃんのぬり絵ノートと36色の色鉛筆が入っていますが、ぬり絵は最初の3ページをぬってしまいましたし、色鉛筆も少しだけ使っています。
それでも、もしかしたら、続きをやりたいと思ってくれる子がいるかもしれません。
以前からためていた箱はまだ一杯にならないのですが、今回、百円ショップのプラスチック・グッズを入れようと新しく組み立てた方の段ボールが、パズルのように隙間なく小物を詰めることに成功し、蓋を閉じることができました。
何とか最初の箱も詰めて、一緒に出そうと思っていたのですが、出来た分から送るのも良いかもしれない、と一つだけですが宅急便で出しに行くことにしました。
持ってみると、それなりの重量もあり、2つ運ぶとなると、大変だったかもしれません。
名古屋までの送料は、1, 800円でした。
これは、こちらの負担と言いますか、元払いで送るのがお約束です。
百円で買ったものを、送料をかけて送るの?という考えが自分の中に沸き上がったのも事実ですが、少しでも無駄にしたくないという気持ちと、いただきもので良いもの、可愛いものもたくさんあり、自分では今後も絶対に使わないとわかっているので、コストをかけてでも送ろうと考えました。
たった段ボールに一つのものを処分したからと言って、部屋がすぐに片づく訳でもないのですが、自分の手もとにあっても活かせないものを手放すことができたのは良かったと思います。
たぶん私の部屋には、まだまだそういう、
‘’お宝‘’が眠っているものと思われます。
もう少し、宝探しをして、早く二箱目を送りたいと思います。