乳がんと闘うsmileyの買わない・捨てないお片づけ生活

令和元年、消費税も上がるというのに…あるものを使わなきゃもったいない‼ 乳がんと闘うスマイリーが、病気を機に、買わない・捨てないをポリシーに使いきる暮らしで体と心のデトックスをめざす、お片づけブログ☺ 

乳がんの手術~心の準備☀

こんにちは☀

乳がんで、明日手術のスマイリーです☺


3月末に見つかった乳がんの手術のため、本日、無事大学病院に入院しました。


さて。
無事に入院、と書きましたが、実は到着早々、ショッキングなできごとが…💧

明日の手術に向けて、お医者様と家族も交えての最終面談があったのですが、カンファレンスルームに入るなり開口一番、「全摘でしたね!」と言われ、「温存と思っていましたが…」「喘息のある方ですよね⁉」「いいえ…」といったやり取りに。
パソコンを叩き、画面の電子カルテを見て、温存の方針だったことは思い出していただけたのですが、それをきっかけに、それでも全摘もあり得ます、という話が出てきたのです。


温存を予定しているけれども、がんの広がり方によっては、全摘に術式変更もあり得る。
また、切ったがんをさらに調べ、断端(だんたん- がんの切り口・断面)陽性(ようせい- がんがいること)が判明すれば、後日、追加手術での全摘出もあり得る、というのです。

もちろん、乳がん治療の手術の流れとして、一般的な話としては知っていました。
ですが私にしてみれば、前回の診察で術式が温存になったことで、‘’そのレベルのがん‘’なんだ、とちょっとほっとしていたのに、いきなり最悪の可能性を指摘された形です。

わきのリンパ節郭清はあるものと思っていましたが、温存が全摘になり得るとは考えていませんでした。ですが、冷静に考えるとそれは充分にあり得ることでした。
それなのに、すごく動揺した自分がいました。


思ってるより、悪いのかもしれない。


最初乳がんと聞いたとき、全摘でも仕方ない、命には代えられない、と覚悟したはずなのに、実際には、何の覚悟もできていなかった自分がいました。
温存したいとか、全摘がいやだとかいうのではありません。切れば大丈夫なはずのがんが、もしかしたらもっと進行しているかもしれない恐怖に、今さら怯えたのでした。


朝はもっと軽い気持ちでいたスマイリーでした。無意識のうちに、なんとか軽くとらえようとしていたのかもしれません。

今回は、がんがわきのリンパ節へ転移している可能性が高く、かなりの確立で腕を切ることが見込まれるため、退院してからのベッドメイクは辛かろうと、1週間後の自分のためにシーツを替えたり布団カバーをかけたり、直前まであれこれ用意をしての出発でした。

何の不安もないと言えば嘘になりますが、少なくとも気持ちがぐらついているとは思っていませんでした。
ここまで、前向きに、前向きに、準備をしてきました。
それが、全摘の可能性を示されただけで不安と猜疑心でぐらぐらになってしまったのです。

自分は、なぜこんなに動揺しているのか。
どういうつもりで、この手術をしに来たのか。
家族が帰った病室で、『臓器移植の意思表示』についてのアンケートを前に、思いました。

前開きの下着や服を用意して、準備万端調えたつもりのスマイリーの心の準備が、まだまだできていなかった。
今回現れたがんに対して、深く掘り下げて考えることが、できていなかった。

がんという、命にかかわる病気になったのに、もしもの時に、臓器提供をするのかどうかさえ、決めていなかった。なにも考えてなかった。


そして、こう思いました。


がんってわかった時、
もっともっと、泣けば良かった。
やだやだやだと言って、大声で喚けば良かった。


あっさり受け入れ過ぎたのです。
何でもないふりをしていました。
一度、どん底まで落ち込んで、転げ回るべきでした。
そうやって現実を受けとめてから、今日ここへ来るべきでした。




明日は、手術。
手術は、明日。



こうしている間にも、たくさんのお見舞いや激励、応援のメッセージが届いています。
がんだとわかった時すぐに、自宅まで神社の御守りを届けてくれた、小学校時代の友達もいます。

ありがとうございます。
本当にありがとうございます。


そして主治医の先生からは、お約束の眠剤が届いています。
今日はこれを飲んで、眠ることにします。


おやすみなさい☺