乳がんと闘うsmileyの買わない・捨てないお片づけ生活

令和元年、消費税も上がるというのに…あるものを使わなきゃもったいない‼ 乳がんと闘うスマイリーが、病気を機に、買わない・捨てないをポリシーに使いきる暮らしで体と心のデトックスをめざす、お片づけブログ☺ 

ユニクロの逆襲♻

こんにちは☀


乳がんの術後で、ただいま自宅静養中のスマイリーです☺



手術後の病理検査でリンパ節にもがんが入っていたことがわかり、来週から抗がん剤を始めることになりました。


3週ごとのクールを全8回ということで、長期間の治療になります。3ヶ月の病休をいただいている職場への復帰も、半年以上ずれ込む見通しとなってしまいましたが、焦らず治したいと思います。


今回、乳がんの治療でこうやってお休みをいただくことになり、最初に思ったのは、この機会に普段やりたくてもできなかったことをしよう、そしてそれをがんと闘う力にしよう、ということでした。


このブログを始めるにあたっても、乳がんに特化したブログにすることも考えましたが、日々の暮らしがそれだけに囚われてしまわないよう、タイトルにも買わない・捨てないお片づけ生活、という言葉を入れることで、療養中ではありますが、闘病生活一色ではない、別な‘’日常生活‘’というものを作ってみたいと考えました。


乳がんの手術は上手くいって、本当にきれいに切ってもらったのですが、術後、退院が早かった割にはなかなか痛みや腫れがひかず、お片づけ生活は何もはかどってはいません。

ですが、ここへ来てようやく痛み止めの存在を忘れられるくらいになり、また、何も持っていなくてもラグビーボールを抱えているかのような違和感のあったわきの下が、今ではブリーフケース程度の感覚になってきています。(相変わらず、抱えています)

お風呂でも手の届く範囲が広くなって来ました。手術からもう1ヶ月、やっぱり日にち薬ですね。



そんな訳で、ボチボチ片づけにも着手したい所なのですが、わかったことは、使いきりたいという気持ちはあっても、とにかくものが多く、やはり相当分を手放さなければならないだろうということです。

ですがそこはやっぱり‘’捨てられない女‘’のスマイリーです。タイトルにもあるように、買わない・捨てないをモットーに、使いきる暮らしをめざしたいのです。


そんな中、‘’使わないアイテムを寄付あるいは売った利益を寄付するのはどうか‘’、というサゼスチョンをこのブログのコメントでいただき、色々ググってみた所、今は寄付したものをそのままの形で活かしてくれる所がたくさんあることを知りました。

World Gift さんとか、セカンドライフさんのモデルは良くできていると思います。自分も、この3週ごとの抗がん剤治療のクールを活かして、セカンドライフさんのシステムに参加することを決めました。


また、これまでも知ってはいましたが、ユニクロのお店でも、ユニクロ・GU製品限定ですが不要な衣類を集めています。
今回、その件に関しても面白い記事を見つけました。


ユニクロさん、私たちが寄付した衣類は本当に届いているの⁉』という見事な問いかけのタイトルに惹かれて読むと、これまで感じていた疑問がすっきりととける良い取材記事でした。


この記事によれば、ユニクロで回収された衣類も、リサイクルされて原料や燃料になってしまうのではなく、衣服としてきちんと選別・仕分けされて、海外のNGOや国連UNHCRを通じて、途上国や難民支援に使われるというのです。


てっきり、ユニクロに戻すとそのままリサイクルされてしまうと思っていたのは私の思い違いではなく、当初はリサイクル目的の回収であったものが、集めてみると程度の良い衣類が多かったため、衣服としての形をこわさず使う、リユースの方向に転換して今の支援活動の形になったということでした。



ファースト・リテイリングの衣類は、フリースやファイバー系のものが有名ですが、私はむしろ天然素材のものが気に入っています。
お値段の割に糸が良いので綿シャツや麻の製品を中心に買っていましたし、ボトムも冬は必ず黒の、秋にはオリーブ色などのメンズの綿パンツを愛用してきました…ただし、1シーズン限定で。 


ユニクロジーンズや綿パンツはなぜかレディースとメンズもののクオリティーが違い、私は生地がしっかりしているメンズのボトムを愛用していましたが、やはり1シーズンもはくとすっかりへたってしまい、それがヴィンテージ感などにつながるかというとそうはならないのが、リーバイス等とは違う所でした。


ジーンズ等はローテーションしながらほぼ毎日着て‘’はきつぶ‘’しているため、まだ心おきなくリサイクルにも出せるのですが、問題は体型が変わる度に買っていたシャツ等のトップスでした。


なんと言っても手頃にベーシックなものが手に入るのでついつい買ってしまいますが、本当に愛着のある服になり得るかというとそうではなく、‘’その場しのぎ‘’で、‘’間に合わせ‘’に買ってしまった服が多いのです。


特に、甲状腺の低下症の症状と薬の作用の反動で、太ったかと思えば急にやせたり、短期間でまたすごく太ったりの繰り返しに悩まされていた頃は、自分の体型が定まらないためどうしても値段の高いものに手が出ず、値ごろ感のあるユニクロにお世話になりつつ、それでも買っても買っても体に合わず、さまざまなサイズの服を持つことになってしまいました。


それでもなかなかリサイクルに出せなかったのは、またやせるかも・太るかも、という気持ちと共に、急激な体型の変化に、次々買ってはちゃんと着てもいないのに捨てる形になってしまうことに、やはり罪悪感があったからだと思います。

レディースのMサイズからメンズのLサイズまで着た人も、珍しいのではないでしょうか。


今回、ユニクロに回収されても原料や燃料にされてしまうのではなく、衣服として世界中に届けられると知って、ようやくこのリサイクルもアリだなと思えるようになったスマイリーです☺

リサイクルではなく、リユースだったのです。



ユニクロのものは、ユニクロへ。

こんなルールができました。



あとは、自分の中の‘’もったいないオバケ‘’とどう闘うか、です。


先日も、通院の帰りに寄るつもりで、洗濯した白物から、size25inchのスリムジーンズとレディースMのスウェットパンツ、メンズMの麻のシャツをストライプと白の2枚、白いYシャツを1枚、ABCマートの袋に入れて車に積んでいました。


今日のお片づけのミッションは、これをユニクロ店舗のリサイクルボックスに入れること、それだけです。


折しも急な雨に、駐車場に入ってからもすぐには停めずに、できるだけ近くまで行こうと店の真ん前まで乗り付けてパーキング・ブースに落ち着くと、リサイクルボックスは店の奥ではなく、入り口の2枚のガラス扉の間のスペースに置かれていることがわかりました。



でも、車を停める前から、ABCマートの袋の中味が気になり始めた自分に気づいてもいました。


‘’本当に全部出しちゃっていいの?‘’

‘’ジーンズはいくらなんでも小さいからもう無理だけど、あのスエットはピッタリぐらいではけるんじゃないっけ。白だからぴたぴただとお尻が気になると思ってこっちに回したけど、ワンピースの中にはけば大丈夫かも。‘’

‘’白いYシャツは全然着なかったからもう要らないと思うけど、リネンのシャツには結構お世話になったんだよね。置いといたら、また太って着れる時があるかも‘’


そんなことを考え始めると、なかなか袋をつかんで立ち上がることができず、ついに私は袋を開けてしまいました。絶対手放せる白い細身のジーンズとYシャツを出します。とりあえず今日はこれだけ出して、あとは持って帰ろう。いつでも持って来れるんだから。


結局、その2点を裸でつかんで、私は雨の中ユニクロ店舗へ走り込みました。



それはリサイクルボックスというよりは、昔公園によくあったごみ箱のような白いメッシュの円筒形の容れもので、他にもリサイクルに出している人がいるようです。ジーンズとシャツをそっと入れて、私は車に戻りました。


残りの服も見てみます。

今日、今、ここで、全部リサイクルに出していった方がいいことは、自分でもわかっているのです。


白いスエットパンツもほとんど新品でした。

なぜはかなかったのか。

最初に買った時にも、ワンピースの中にはけば良いやと思っていたことを思い出しました。ですが、そもそもエレガントに着たいワンピースにスエットパンツをあわせるスタイルは、私のものではありませんでした。


麻のシャツも見てみます。タグにプレミアムリネンと書いてあります。そっか、プレミアムだったんだ…。じゃあ、もう少し洗ったら柔らかくなるかな⁉麻のくたくたの柔らかさが好きな私は思いました。

ですが、よく考えると、もう何度も着て何度も洗っている割にまだまだ固さが残っており、この先柔らかくなるようには思えません。
それに、このシャツを選別した時に、同じユニクロでも形とサイズ感が気に入っているイネスのコットンの白シャツとブルーストライプのシャツを残してきたことを思い出しました。
そうだっけ。これはもう、サイズ的にサヨナラするはずだったんだ。今のサイズできれいに着られる服だけ置いとくことにしたんだっけ。



乳がんでは、太ることも発症リスクに入ります。これからは、食生活に気をつけ、2度とあんなに太ることがないようにしようと誓ったのです。
幸い、甲状腺の方も落ち着いているので、オーバーサイズで丈も長すぎるメンズのシャツを置いておく理由はないのです。


やっぱり出してこよう、と決心した私の心に、この袋は置いておく?またこれにユニクロを入れてくれば?という気持ちが芽生えました。コンバースを買った時に入れてくれた、黄色いビニールの袋です。


自分で自分が筋金入りの‘’捨てられない女‘’だと自覚するのは、こんな時です。


それがダメなんだ、とばかりに袋をつかんで、お店の円筒型のメッシュ容器に入れてダッシュで帰って来ました。



この間、時間にして約30分。


ものをムダにしたくないとかリサイクルにコストをかけたくないとか言っていますが、こうしたタイム・コスト、時間のムダにも目を向けなければならないと思いました。
本当に、お金も時間も、もったいのない話です。

今まで、体型が変わる度にその都度適切に処理できていればよかったのですが、それができなかったのもまた事実なので、やはり今が、こうして手放す時期だったのでしょう。



‘’買わない生活実践中‘’のスマイリーなので、実際にはお買いものはしなくても、久し振りにユニクロの中をフラフラと見て回って、楽しく気分転換してこようと思っていたのに、そんなことも忘れてさっさと帰って来てしまったスマイリーです。もう、ユニクロでは買わない。そう思って。


買わないと決めているのだから同じかもしれませんが、店に入りもせず、リサイクルにだけ来るお客というのはいかがなものでしょうか。

いえ、そういえば同じことを、実は本のリサイクルのBook - Off でもしていたスマイリーです。本の引き取りだけに使って、Book - Off では買わないと過去のある時点で決めたのです。引き取りの際にお店がくれるポイント・クーポンも、もらった側から本を買う人にあげていました。

私なりの、自衛の手段だったのだと思います。



ユニクロでは買わない。

ユニクロのものはユニクロへ。


しばらくこのルールを適用してみたいと思います。



今後もものと向き合う中で、またこんな葛藤があるのか、これを教訓に少しでも積極的に手放せるようになるのかはわかりませんが、ようやく現実が見えてきた、そして本気にもなってきた気のするスマイリーでした。



抗がん剤の日まで、セカンドライフさんの箱詰めガンバります!